とみさんの日記

物忘れが激しい世代の備忘録

携帯ユーザーはB層だらけらしい・・・

ちょっと前にモバイル広告屋さんと話した時に気になったのが、フィーチャーフォン、いわゆるガラケー向け広告のクリックスルー率が、なにげに上昇中との事。ご承知の通り、ガラケーのマーケット規模はスマートフォンにユーザーが絶賛大移動中という事もあり縮小傾向なのでございますが、ある種の業界の方々にとっては、ガラケー向け広告はROIがヨロシイという事もあり、出稿量自体はそれなりのボリュームがあるらしい。

なんでそんな奇々怪々な状況になっているのか分析をしてみると、表示された広告を脳内フィルターで華麗にスルーできるパワーユーザーが軒並みスマートフォンに移った事もあり、ガラケー利用者に含まれる、コンプガチャなどに喜んでお金を払ってしまう層の割合が増えてしまっているからだそうな。

つまりイノベーター、アーリーアダプターといった層は、広告屋にとってみれば表示回数を稼ぐ以外には存在しないに等しく、ターゲットはもっぱらB層になる。もっともスマートフォンの普及状況次第では、この傾向も変わってくるであろう事は容易に想像できるため、今だけの現象なのだろうが、なるほどなあとは思いました。

スマートフォンのアプリケーション内広告に関しても、最近はどんどん質が落ちてきていて、出稿側も気にするレベルになっているそうな。ミスクリックを誘発してクリック率を上げる手法に関しても、逆に表示枠の価格を自ら落としているのと同じ状況になっており、かつてPCでのバナー表示で、あざといクリエイティブでクリックを稼いだがCVに結びつかないといった手法の繰り返しにも似たデジャブ感を覚える。

子供がスマートフォンのゲームで遊んでいる時に、バンバン広告をクリックしているのを見て、これはこの手のゲームを企画した人はすごく儲かっているんだろうけど、いずれ問題になるんだろうなと思ったが、すでにそうなっているらしい。