とみさんの日記

物忘れが激しい世代の備忘録

携帯ユーザーはB層だらけらしい・・・

ちょっと前にモバイル広告屋さんと話した時に気になったのが、フィーチャーフォン、いわゆるガラケー向け広告のクリックスルー率が、なにげに上昇中との事。ご承知の通り、ガラケーのマーケット規模はスマートフォンにユーザーが絶賛大移動中という事もあり縮小傾向なのでございますが、ある種の業界の方々にとっては、ガラケー向け広告はROIがヨロシイという事もあり、出稿量自体はそれなりのボリュームがあるらしい。

なんでそんな奇々怪々な状況になっているのか分析をしてみると、表示された広告を脳内フィルターで華麗にスルーできるパワーユーザーが軒並みスマートフォンに移った事もあり、ガラケー利用者に含まれる、コンプガチャなどに喜んでお金を払ってしまう層の割合が増えてしまっているからだそうな。

つまりイノベーター、アーリーアダプターといった層は、広告屋にとってみれば表示回数を稼ぐ以外には存在しないに等しく、ターゲットはもっぱらB層になる。もっともスマートフォンの普及状況次第では、この傾向も変わってくるであろう事は容易に想像できるため、今だけの現象なのだろうが、なるほどなあとは思いました。

スマートフォンのアプリケーション内広告に関しても、最近はどんどん質が落ちてきていて、出稿側も気にするレベルになっているそうな。ミスクリックを誘発してクリック率を上げる手法に関しても、逆に表示枠の価格を自ら落としているのと同じ状況になっており、かつてPCでのバナー表示で、あざといクリエイティブでクリックを稼いだがCVに結びつかないといった手法の繰り返しにも似たデジャブ感を覚える。

子供がスマートフォンのゲームで遊んでいる時に、バンバン広告をクリックしているのを見て、これはこの手のゲームを企画した人はすごく儲かっているんだろうけど、いずれ問題になるんだろうなと思ったが、すでにそうなっているらしい。

「データサイエンティスト」って何よ。

こんな広告記事があったわけですよ。

「データサイエンティスト」って何だ
http://www.atmarkit.co.jp/news/201206/04/emc.html

ここ何年か"Big Data"という言葉の流行にあわせて、この"データサイエンティスト"なる職種も取り上げられる事が多くなったわけですが、データをサイエンスするように聞こえるこの表現って非常に違和感があるのですよ。
実証主義であるサイエンスにデータは不可欠であり、ことさらに取り上げる事なのかしらと。
まだ昔ながらの「分析屋」「統計屋」の方がしっくりくる自分がいたりします。

これもまた、世間の耳目を集めるために、それらしいキーワードを作った事なのだろうと思うわけですが、いまどきの「データサイエンティスト」に要求されるスキルとは何なのかなあと想像してみました。

(1) コンピューターでの数値演算のスキル

シミュレーションでは、特にモデルの式を離散数学を理解したうえで、プログラミングするスキルが必要になります。コンピュータでの数値演算ならではの精度維持や誤差の処理についても理解していないと、繰り返し演算の度に精度が落ちるという事が起きたりします。自分が新人の時にも、結構うるさく指導された記憶があります。

(2) 分散コンピューティングの技術

最近のテラバイト、ペタバイト級の"Big Data"を扱うためには、普通に単体のマシンで処理をするには限界があり、複数台のマシンで並行処理をさせる技術が必要となります。最近のHadoopのような分散処理基盤を利用するのも良いでしょう。これらを組み上げるにはハードウェア、ネットワークの深い知識も必要なのですが、最近はそれさえも、さくっとクラウドで提供している業者があります。

(3) 統計、機械学習などのアルゴリズムの理解

単純に集計するレベルから、各データ間の関係性を探ったり、分類を行ったり、現状のデータを元にした予測を求められる事があると思います。これらは基本的な統計量を理解していないと、そもそも何をしたらよいのか見当をつける事さえ出来ないと思いますし、何等かの結果を得たとしても演算結果を解釈できません。
さらには分類木などの機械学習アルゴリズムや、それらの実装に関しての利用技術を深める事も必要です。

(4) データ取得、クリーニング

実は実業においては一番に手間と時間がかかるところかもしれません。既存の大量データを利用して、何かうまい事を言えといったコンサルテーションならともかく、何らかのビジネス上のゴールを達成しようとするには、どのような指標をモニターし、そのためにはどのようなデータが必要で、どのように取得するかを決める事は難しい事です。特に取得設備の構築に予算も時間もかかり、やり直しが難しい場合は特にです。
また取得したデータも、まるまる使えるとは限らず、ノイズ分を除去したりと解析にかける前処理が重要なケースもあります。


他にもいろいろな要求スキルは考えられるのですが、重要度からいえば上記なのかなあと思います。日本ではそもそも「統計学部」を設置しているところがありませんし、なかなか、体系だってレクチャーしてくれる機会は少ないのではと思います。自分も聞いた事がないですね。
もともとデータ分析する人材が不足していたわけで、その観点からも"Big Data"なる業界バズワードの寿命は、さほど長くないのではとも邪推しています。

JAL国際線マイレージバンク事後登録でハマル

リオに行ったので、これは流石にマイルを貯められねば損なのですわ。さすがにエコノミークラスでも往復で軽く10,000マイルは追加できますから。
事後登録ページにて作業を始めたのですが、表題の通りでエラーで蹴られまくるのです。

コードシェア便の分はJALの便名があるので、そのまま、スルっと登録完了。すぐにマイルが追加されていました。さらにトランジットしたニューヨークからリオまでのアメリカン航空の分が追加できません。

この場合、出発空港と到着空港を入力する必要があるのですが、何度入力しても英数文字で入力せよとエラーが出てしまいます。
"NEW YORK", "NEW YORK/JFK", "NEW YORK JFK"など、サンプルにある通りに実際のボーディングパスにある記載や、eチケットの券面にある空港名を入力してみたのですが、全てNG。ひょっとして空白を受け付けないとか、"/"付きで入れなければいけないのかと、いろいろなパターンを試してみましたが、全て徒労に終わりました。どんな入力チェックを掛けているのか・・・

これは面倒でもボーディングパスを郵送して登録するしか無いと覚悟をしましたが、ふとIATAの空港コードを入れてみようと思い立ち、入れてみたらOKとか!
つまり、ニューヨークJ.Fケネディー空港であれば、"JFK"、リオ・デ・ジャネイロ国際空港であれば"GIG", 成田空港であれば"NRT"と、荷物のクレームタグでおなじみの3文字のコードです。

一言、空港コードで入力せよと書いてくれていれば、これほど悩まずにすんだのに・・・改めてページを見直しても、どこにもそんな記載が無い。
それとも、空港コードや俗称でも受け付ける仕様のはずが、何らかの理由で後者が弾かれているのかもしれないのですが、全く理由が分かりません。
いずれにせよ、同じ悩みで検索した人が、このページを見つけてくれる事を願いばかりです。IATAのコードは検索すれば簡単に見つけられますよ。

リオ・デ・ジャネイロの治安の件

いやね、「外務省 海外安全ホームページ」あたりを読んでいると、リアル・北斗の拳な世界を連想させて、とても旅行になんて行く気にならなくなってくるわけですよ。ましてや、そんな地において、さらに警官がストやっているとか。
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=259#header

他にも、空港から市街地に出る「フレスコン」というバス(日本だと空港からのリムジンバスに似ている)も、カージャックされて乗客丸ごと山の中に連れて行かれて強奪にあったとかいう記事もあり、そういう記事を新たに見つけるたびに、

うわぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーー

と、とんでもないトコロに旅行をする事を決めた事を後悔するわけですよ。
地球の歩き方」を読んでも、腕時計はしていくなとか、なかなか恐ろしいところを暗示している記載がアチコチにあり、かなりビビります。

幸いにもブラジルに駐在経験のある友人がいるので、状況を相談してみたところ
「基本的に観光地なんだから、全くもって問題なしのパラダイスですよ。ただ、それでも一応、南米ブラジルなんで一般的な海外旅行レベルでの身辺に注意は必要。」
というわけで温度差がすごい。お前、ポルトガル語がしゃべれるからじゃないのとか、そういうレベル以上のギャップに戸惑うわけです。

結局のところ、自分の肌感覚ですが、カーニバル時期のリオは全く問題なし。深夜までリオ・ブランコ通りや、コパカバーナ海岸沿いなど、観光客が多いところは警官も多く、ぶらぶらビール飲みながら歩いていても、身の危険を感じたことは一度もありませんでした。
フレスコンも「バスジャックに合ったらしい」という話をしたら、笑われてしまいました。

また「麻薬密売の拠点」とされているファベーラについても、少なくとも南部のファベーラの幾つかに行きましたが、危険どころか下町っぽい非常にゆるやかな空気が漂っております。道すがらにおじさん・おばさんがたむろしておしゃべりしていたり、子供が遊んでいたりと、のどかなものです。「リオデジャネイロ南部最大のスラム街であるホシーニャ地区」にも行きましたが、活気ある下町といった風情です。

現地で聞いた話をまとめますと、
・カーニバル時期は観光客も多く、警備も厳重なため、そんなに治安は悪くない。ただ、今年もサンボドローモ(サンバカーニバル競技会の会場)の近くで銃撃戦があったらしいので、怪しげなところに近づかない方が良いのは言うまでも無い。
・ファベーラも、コパカバーナ、イパネマ海岸周辺の南部は3年ほど前から警官も常駐するようになり、治安は大幅に改善されている。ただし、北部のファベーラは未だに治安が良くないところも多いので、観光では立ち入らない方が良い。
・普段の時期のセントロ、サンタ・テレーズ周辺の夜間は人通りも少ないところもあり、上記の北部のファベーラの労働者も多数流入しているため、スポット間はタクシー移動が無難。

そこらを歩いていると、すぐさま拳銃強盗にあったり、手榴弾を投げつけられたりすることは、さすがにありません。一般的な海外旅行での普通の用心をしていれば、まず問題ないレベルです。(もちろん日本の治安レベルとは全然違いますよ。レストランの座席取りにかばんを置いておくとかは、止めた方が良いです。)

【サンパウロ新聞】リオ州の警察スト中断 カーニバル明けに再開か

http://www.saopauloshimbun.com/index.php/conteudo/show/id/7755/menu/9/cat/1

まずはストライキは回避されたという事で、カーニバルは開催されそうです。
殺人事件が多発したというバイーア州でも終了が宣言されたという事で、再開される可能性は残るものの、まずは一安心です。

(CNN) ブラジルで警官らがスト、殺人多発も カーニバルに支障か

http://www.cnn.co.jp/world/30005574.html
元ブラジル駐在の友人からの情報ですが、警官がストに入っているので要注意という事で調べてみたところ、バイーア州からリオまで、治安が悪化しているようです。リオにいたってはカーニバルや今後のワールドカップなどがあり、観光都市としてのイメージのダウンを恐れ、事態が収拾しない場合には国軍14000人が投入される予定との事でした。
リオでは、ストライキ自体があまり盛り上がらずに終了しつつあるという情報もありますが、予断を許さないところだと思います。
直近で旅行される方は、身辺にご注意ください。

米国乗り継ぎ便でもESTA登録が必要

ブラジルに行くのにUS経由便を選択したわけですが、ESTA登録が必要とか。
https://esta.cbp.dhs.gov/esta/application.html?execution=e1s1
クレジットカードが必要なので学生さんは注意。


ああ、更新したばかりのパスポートをVISA申請で領事館に預けたままですよ。慌てていたので、パスポート番号控える前に・・・